2020/03/18 14:49
1900年代初頭のスウェーデンで作られた、稀少なエッグカップが入荷しました。
アクセル・エルフストランドさんがこしらえたクリーム色のカップに、妻のエルナさんが絵付けをした夫婦コラボ。小鳥、ニワトリ、ヒヨコの行列など素朴な絵が1点1点描かれています。
卵を入れるというよりは上にぽんと載せるタイプの小さめサイズなので、イースターエッグの飾り台としても使えそうですね。
卵以外にもいろいろ応用できるのがエッグカップの楽しさです。たとえば……
● お客さま用の角砂糖入れ
● テーブルソルト
● きょうのサプリ
● ダイエット中のお菓子少々
● なくしがちなアクセサリー
● 一輪挿しの花
● 多肉植物のミニ鉢 などなど
北欧の家庭で100年以上ふだん使いされてきたため、目立たない所に小さな欠けなどがございます。はるかな時を超えて日本へやってきた小さなアートを、末永くかわいがっていただけたらうれしいです。
エルフストランドさん一家の工房は1979年、息子アルバートさんの引退と共に80年の歴史に幕を閉じました。スウェーデン南部のショーベの町にあった工房は、今は博物館として夏の間オープンしています。
当時の報道写真を見ると、エルフストランドさんたち、本当に楽しそうに土をこねているんです。家族の笑い声が聞こえてきそうな、当時のままを再現した工房の中がこちら。機会があったらぜひ訪ねてみてください。