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2021/03/18 12:28




 タヒチと聞いて何を連想しますか?


 南太平洋に浮かぶフランス領ポリネシア最大の島。ポール・ゴーギャンの絵も有名ですが、タヒチといえばやっぱり……
 花ですよね。


 タヒチは別名「花の島」。


 いたるところに花が咲き、女性も男性も髪に花やつぼみを挿して歩く習慣があります。そういえばゴーギャンの絵に登場する少女たちも花飾りを着けていましたっけ。


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 北欧デザインの巨匠スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg/1916-1982)は、原色を大胆にあしらった花柄のシリーズに『Tahiti』と名づけました。スウェーデン人の彼もまた花咲く島に魅せられていたにちがいありません。


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 1982年にイタリアで亡くなるまで、その65年の生涯で1万点以上の作品を世に送り出したリンドベリ。タヒチシリーズは後期にあたる1971年、54歳の作品です。


 車椅子の奥さんを終生いたわり愛し続けたリンドベリは、きっと巨大なマグカップのように愛情をなみなみとたたえた人だったのでしょう。タヒチの花柄を眺めていると、あふれる優しさをおすそわけしてもらえたような気持ちになります。


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 ティーカップには7種類の花、コーヒーカップには5種類の花が描かれました。


 太い茎で水を吸い上げ、太陽の下で伸び伸びと咲く花はどれも表情豊か。絵本のひとコマもほうふつとさせます。


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 色あざやかなカップをエメラルドグリーンのソーサーに載せてみましょう。ほら、まるで南の海に浮かぶ花の島のよう。お部屋でゆったりくつろぎながら陽光あふれるタヒチへ漕ぎ出してみませんか。
 
 タヒチシリーズは1年間だけ作られ復刻版も制作されなかったため、現在世界に散らばっている点数が全てとなります。今回幸運なことにティーカップ&ソーサーとコーヒーカップ&ソーサーがまとめて入荷しました。商品一覧へはこちらからどうぞ。


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